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ボリビアで10歳児童の労働を許可する法案可決

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ボリビアで10歳児童の労働を許可する法案可決

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就業可能年齢を14歳から実質引き下げ
7月2日、ボリビア議会は、12歳以上の児童に対し、フルタイムでの就労を認可する法案を可決した。10歳以上の児童については、被雇用による労働は禁じられるものの、フリーあるいは自営業形態での労働は許可される。

児童労働
(画像:UNATSBO Bolivia フェイスブック)

ボリビアにおける就業可能年齢は、法律上では14歳。だがこの年齢制限については、同国の経済実態が考慮されていない、より若い年齢層の労働力が必要であり、児童側も労働を望んでいるとして、反対意見が多かった。

今回の法案は、法制上の年齢制限の例外を設けた形になる。児童自らが労働を希望していること、親または保護者および公共のオンブズマンの許可を得ることが、労働が許可される条件となる。

同時に、雇用側に対しては、児童の肉体および精神面の健康維持が義務づけられ、児童への搾取が禁止される。

貧困解消に期待 児童の保護育成にも取り組む
今回、労働に対する年齢制限を緩和することにより、2025年までに極度の貧困を根絶するという政府目標に対する効果が期待される―― 同法案発起人の一人、ジャビア・ザバリータ代議士のコメント(ザ・テレグラフより)

同法案では、児童の養子縁組に関する方針、障がいのある児童の保護と教育、児童虐待致死に対する30年の禁固刑など、児童の保護育成に関する内容も盛り込まれている。

ボリビアでは、児童が働くことは一般的。鉱山の他、レストラン、スーパーなどあらゆる場所で働いている。児童側が望んで労働に従事しているケースも多いとされ、児童による労働組合「ボリビア児童・青年労働組合」(UNATSBO:Bolivia’s Union of Child and Adolescent Workers)も存在する。


外部リンク

UNATSBO Bolivia フェイスブック
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004796954744


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