コカ・コーラのボトラー2社が合併
先月、メキシコの大手飲料メーカーであるコカ・コーラ・フェムサ社は、ブラジルの飲料メーカーであるボンパー社を買収すると発表した。
買収価格は、30億5800万レアル(10億900万ドル)であるという。買収契約は、ボンパー社株主とコカ・コーラ・フェムサ社の子会社Spal社(ブラジル)にて同意された。
2社共にコカ・コーラのボトラー(コカ・コーラ製品の製造・販売を行う企業)であり、コカ・コーラ・フェムサ社はラテンアメリカ最大、ボンパー社はブラジル最大である。
買収により大きく成長
コカ・コーラ・フェムサ社の最高経営責任者であるジョン・サンタ・マリア(John Santa Maria)氏は、声明文を通して、合併によりブラジル市場におけるリーダーシップ的地位は強固されると述べている。
買収により、ブラジルにおけるコカ・コーラ・フェムサ社の事業規模は25%増となり、同国におけるコカ・コーラシステム(コカ・コーラ社とボトラーなど関連企業)は49%に達するという。買収後、2年以内にて約6500万レアルの企業貯蓄が期待される。
ボンパー社
ボンパー社は、3つのボトリング工場と5つの流通センターを所有する。従業員数は4000人以上であり、1500万人以上の消費者に対して商品を供給している。過去12ヶ月における飲料販売数量は1億9000万ユニットケース (うちビールが2300万ユニットケース)であった。
コカ・コーラ・フェムサ社によると、ボンパー社は、ブラジル南部パラナ州における企業経営が地理的条件に完全合致しているという。
(画像はイメージです)
Coca-Cola FEMSA
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