アルゼンチンにおける銀行業務の売却合意
10月9日、シティバンクは、規制当局の承認を受け、アルゼンチンのコンシューマーバンキング部門をサンタンデール・リオ銀行に対して売却することで最終合意に至ったと発表した。
売却対象となるコンシューマーバンキング部門には、クレジットカード業務、消費者金融業務、リテールブローカー業務、預金業務が含まれるという。また、売却価格は、約14億ドルになると見込まれる。
ラテンアメリカ市場にて重要なアルゼンチン市場
シティバンクは、100年以上、アルゼンチンにて銀行業務を行ってきた。コンシューマーバンキング部門の売却後は、アルゼンチンにおける商業銀行業務(預金、貸出、為替決済業務)を行うという。
シティバンク最高経営責任者のマイク・コーベット(Mike Corbat)氏は、コンシューマーバンキング部門の売却後も、これまで通りにアルゼンチン経済の成長・発展に力を尽くすとの声明を公表した。
また、シティバンク・ラテンアメリカ最高経営責任者の(Jane Fraser)氏は、シティバンクにとって、アルゼンチンはラテンアメリカ市場において重要な市場であり、将来性は非常に高いと述べている。
法人業務に専念
今後、シティバンクは、アルゼンチン国内にある一般企業や多国籍企業、金融機関、公的機関など1300以上の顧客に対するサービス提供に専念するという。
また、法人顧客と機関投資家向けの貸付額を約35億ドル増加させると発表している。
Citi
http://www.citigroup.com/citi/news/2016/161009a.htm