インカワシ油田地帯の開発
総合石油エネルギー企業であるトタル社(フランス・パリ)は、インカワシ油田地帯の開発に乗り出した。原油生産量は、1日5万バレルと見込まれる。
インカワシ油田開発事業は、トタル・グループにとってボリビアにおける初の事業となる。長期的な生産高原より、低予算プロジェクトと考えられる。
インカワシ油田とは
インカワシ油田地帯は、ボリビア最大級のガス・コンデンセート田(地下では気体状、地上では凝縮して液体になる原油)となる。
アンデス山麓のアキオ地区とイパチ地区に位置し、5600メートルに渡って広がる。ボリビア第二の都市であるサンタ・クルスより250キロ離れている。
段階を踏む油田開発事業
インカワシ油田地帯の開発事業は、段階を踏んで行われる。
現時点での事業計画では、第一段階にて3つの油田を開発し、ガス処理施設や100キロにわたる輸出パイプラインを整備する予定である。第二段階は協議中であるが、追加で3つの油田開発が組み込まれている。
インカワシ油田地帯のガスは、ボリビア国内の需要を満たすだけでなく、ブラジル、アルゼンチンに対する輸出量も確保できるという。
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Business Wire
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