ブラジル産オレンジジュースの価格が2倍
現在、ブラジル産オレンジジュースの価格が急騰している。今年初めの価格と比べ、2倍まで引き上げられたという。
昨年秋の生育期間中、ブラジルでは40度を超える熱波に見舞われた。熱波の影響を受けて、サンパウロやミナスジェライス周辺のオレンジ畑では収穫量が15%、ブラジルにおけるオレンジ総収穫量は14%減少した。
収穫量の減少により、ブラジル産濃縮オレンジジュースの流通量は前年比11%減となり、オレンジジュースの価格が上昇している。
ブラジル産オレンジジュースの輸出量が縮小
ブラジル産オレンジジュースの輸出量は、最大で22%減になると予測される。輸出量の縮小により、イギリスが最も影響を受けるという。
世界市場におけるブラジル産オレンジの割合
オレンジジュースの世界市場において、ブラジル産オレンジが占める割合は非常に大きい。濃縮オレンジジュースの世界市場では、60%以上がブラジル産オレンジである。
また、ヨーロッパ圏において、ブラジル産オレンジジュースは70%以上の市場シェアをもつといわれる。特に、イギリスでは、フルーツジュース市場におけるオレンジジュースの割合は半分以上となっている。
その為、ブラジル産オレンジの不足により、世界中にてオレンジジュースの値上がりが懸念されている。一方、一部の関係者らは、ブラジルのオレンジ市場における価格高騰がオレンジジュースの値上げに繋がるとは断定できないとしている。
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The Telegraph
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