街中の安全強化を　NEC、アルゼンチンへ技術提供

NECは18日、アルゼンチンのブエノスアイレス州ティグレ市における街中監視システムに、同社提供の顔認証など各種治安維持技術が導入されたと発表した。NECは2012年、同システムを運用する現地法人Global Viewを買収しており、今回の技術提供による事業強化を図る。

（画像はイメージです）（Image:By hyena reality／ FreeDigitalPhotos.netより）

今回NECが提供した顔認証技術は、街中のカメラで撮影された映像から個人の顔画像を瞬時に抜き出し、データベースとの照会を行うというもの。行方不明者の捜索や犯罪捜査に効果を上げるものとみられている。

また今回、不審車両の検知やナンバープレートの画像認証、バイクの危険運転などを検知する技術も合わせて提供するほか、過去の犯罪発生場所が表示されるマップも導入。これらはすべてティグレ市の街中監視システムに統合され、市中の治安維持に役立つことが期待されている。

ティグレ市前市長のSergio Massa氏は今回の導入に際し、ティグレ市が市民や観光客の安全を重視していることについて触れ、今回導入された各種技術の必要性を強調。同市における緊急時対応能力がより高まったとの考えを述べた。

またNECラテンアメリカのJorge Vargas氏も、NECが同市の安全向上に貢献できることは喜ばしいとのコメントを発表。同市における技術応用をもとに、今後もよりよいサービス提供を通じての安全な都市づくりへ貢献したいとの考えを示した。




NEC プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201408/20140818_03.html

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