WFPのライフプロジェクト
7月14日、国際連合世界食糧計画(WFP)とボリーバル政府(コロンビア)は、ボリーバル自治体にて「ライフプロジェクト」を施行開始した。
WFPは、ラテンアメリカ、特にボリビア、ペルー、グアテマラ、キューバ、ドミニカ共和国にて「ライフプロジェクト」を成功に導いている。各国政府と協力し、プロジェクトを通して低年齢層の子供における栄養失調や貧血症を軽減している。
(画像はWFP HPより)
ボリーバル自治体にてプロジェクト施行
コロンビア北部ボリーバル自治体の45地域において、微量元素の粉を各家庭に支給し、家庭強化を行う。プロジェクト施行期間は11カ月に亘り、2歳から5歳までの子供7万1千人を救う計画である。
微量元素の粉はビタミン・ミネラルの粉末であり、世界保健機関(WHO)が生後6ヶ月以降の子供に対して栄養失調や貧血症の改善目的で使用することを推奨している。
WFPはアトランティコ、ラ・グァヒーラ、コルドバ、グアビアーレ、チョコ、セサール、カカ、ナリーニョ自治体において家庭強化戦略を先導する。なお、ボリーバルにて施行するプロジェクトは、WFPの経験上、最も広範囲に及ぶ。
WFP副カントリーディレクターのリヤーズ・ロディ氏(Riaz Lodhi)は、栄養失調は健康・食事・経済問題に起因するため、子供の食品栄養保安に対する投資の重要性を言及した。栄養失調を減らすためには、経済関与や生産性増加により将来投資が必要であると述べている。
一方、ボリーバル知事は、経験・知識・技術援助に加え、ボリーバルが負担するプロジェクト費用軽減のためにWFPによる援助が必須であると強調した。知事は、ライフプロジェクトの施行により、栄養失調や貧血症の人々が救われると期待している。

WFP
https://www.wfp.org/国際連合世界食糧計画(WFP)
http://ja.wikipedia.org/wikiWHO
http://www.who.int/elena/