裁判で時間稼ぎ
デフォルトから一週間後の8月5日、アルゼンチンのクリスティナ・キルチネル大統領は、再び立ち上がった。アルゼンチンをハゲタカファンドから守ると表明している。
「歴史的に、アルゼンチンが発展する時、借金を背負わないで自分たちの力で国を治められるようになった時は、常にミサイルや爆撃による攻撃を開始している。」(Les Echos.frから引用)
と、8月4日夜、テレビ出演の際話している。
大統領は、時間を稼ぐため、法廷での戦いを視野に入れている。5ヶ月稼ぐことができれば御の字である。来年の1月にはRUFO条項が期限切れとなるからだ。この条項により、アルゼンチンは現在、ホールドアウト債権者に対し、既存の債権者に比べて有利な条件を与えることを禁じられている。
アルゼンチンの戦略
アルゼンチンはまず、アメリカ証券取引委員会(SEC)にハゲタカファンドを訴える予定である。それから、ハゲタカファンドの残虐性を国際社会の前で弾劾するつもりである。
最後に、アメリカのトーマス・グリーサ判事の判断をもとに、5億3900万ドル(約550億円)の利払い金の支払いを保持しているニューヨークメロン銀行を訴追することも忘れていない。
8月4日、利払い金の保持により影響を受けた欧州の債権者たちが、訴追する用意があると同判事に書面で通達している。

le monde
http://www.lemonde.fr/ameriques/Le Maghreb
http://www.lemaghrebdz.com/
Les Echos.fr
http://www.lesechos.fr/finance-marches/