今年に入って2回目
不況に苦しむ国が部分的デフォルトを宣告している中、アルゼンチンの労働者たちは、3つの労働組合の呼びかけで、賃上げを要求するため、今年に入って2回目のゼネストを8月28日に行った。
今年最初のストは4月10日に行われている。
鉄道員、トラック運転手、銀行員と港湾労働者が、CTA、Celeste y Blanca、そしてCGTという組合の一部から呼びかけを受けて、ストを行った。バス運転手は最初のゼネストとは異なり、参加を拒否している。
今回のストの要求は、所得税率の引き下げと扶養家族手当額の増加である。アルゼンチンの経済は年間30%以上のインフレや厳しい財政状況という、不況の最中にあるにもかかわらずである。
(写真はCTAのホームページ)
アルゼンチンの現在の経済・労働状況
アルゼンチンは、約5億ドルの未払い金の支払いをアメリカの裁判所に阻止された後、格付け機関から部分的なデフォルトを宣告されている。
アメリカのトーマス・グリーサ判事は、ヘッジファンドに先に13億ドルを支払わない限り、その未払い金を支払うことはできないとアルゼンチンに判決を下したのである。
アルゼンチンは1100万人の労働者を擁し、うち40%が労働組合に加盟している。一方、不法就労者の数は400万人と推定され、失業率は7.5%である。

AFP
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