JICA、医療・福祉の海外展開セミナー開催 中南米対象
国際協力機構(JICA)は今月24日、日本貿易振興機構(JETRO)との共催で「ブラジルを中心とした中南米日系社会との連携セミナー-日本の医療・福祉分野の技術・サービスの国際展開-」と題したセミナーを東京新宿区のJICA市ヶ谷にて開催する。
日系社会息づくブラジル ビジネスの可能性探る
今年8月、安倍晋三首相は日本の首相としては10年ぶりとなるブラジル訪問を実施。この中で首相は、日系社会の発展したブラジルに対し、今後医療・福祉の面での貢献を行う方針を明らかにしている。
JICAではこうした流れを踏まえ、ブラジルをはじめとした中南米でのビジネス展開に詳しい専門家を招いてのセミナーを企画。各事業者に現地における医療・福祉の現状について理解を深めてもらうともに、日系社会という親和性の高いコミュニティをビジネスにうまく活用してもらうのが目的だ。
各専門家による講演が三部構成で 参加は無料
セミナーは三部構成で、第一部ではJETROの三橋敏宏氏ら3名が現地での医療・福祉分野の概況についてそれぞれの専門から説明。続く第二部では現地に進出している日本企業および大学関係者が講演し、最後となる第三部ではJICAおよびJETROより、進出時に活用可能な支援についての説明が行われる予定だ。
セミナーは当日午後13時半から開場となり、定員80名で参加費は無料。参加にはメールによる事前申し込みが必要で、締切は当日2日前の22日正午となっている。

国際協力機構(JICA):イベント情報
http://www.jica.go.jp/event/141024_01.html