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UCC、ブラジルの干ばつ等受けコーヒー製品値上げ

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UCC、ブラジルの干ばつ等受けコーヒー製品値上げ

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UCC、家庭用レギュラーコーヒー製品の値上げを決定
UCC上島珈琲株式会社(UCC)は25日、今年発生したブラジルの干ばつ等の影響でコーヒー豆が値上がりしていることを受け、11月よりレギュラーコーヒー製品の価格改定を行うことを明らかにした。

UCC
対象となるのは家庭用および業務用レギュラーコーヒー製品で、家庭用については店頭価格で約25%の値上げを予定しているほか、業務用レギュラーコーヒーについても納入価格を改定する。またUCC直営の挽き売りコーヒー店でも、レギュラーコーヒー関連商品の販売価格を見直す予定だ。

ブラジルの干ばつ、コーヒー豆相場を押し上げる
今回UCCが価格改定の要因として挙げた点の一つに、コーヒー生豆の国際相場の上昇がある。コーヒー生豆の相場は、新興国の需要増に生産国の供給が追い付かないミスマッチによりかねて高騰傾向にあった。

これに追い打ちをかけたのが、昨年の中米におけるさび病、そして今年1~3月にかけてブラジルで発生した干ばつだ。世界最大のコーヒー豆生産国である同国の天候不順は市場に大きな影響を及ぼし、コーヒー豆の国際相場は今年初めより大幅に上昇。

相場は4月にピークを迎えたのち、現在でも1ポンド当たり190セント前後という高値での取り引きが続いている。UCCによれば、この干ばつによる影響は来年度の収穫にも及ぶことから長期化の様相を見せており、今後もコーヒー豆相場は高止まりないしさらなる上昇が予想されるという。

円安も逆風 UCC、品質重視で理解求める
こうしたコーヒー豆相場の上昇に加え、9月以降の円安傾向も原料を輸入に頼るコーヒー製品に打撃を加えた。結果、今年のコーヒー豆の調達価格は昨年11月と比べ2倍に上昇。資材やエネルギー原料の高騰もあり、レギュラーコーヒーの製造コストは大幅な上昇を見せている。

UCCではこうしたコスト増を企業努力で吸収してきたものの、それが限界に達したことで今回の価格改定に踏み切ったと説明している。同社では今回の価格改定について、あくまで品質維持を優先させた結果であることを踏まえ、顧客への理解を求めていく方針だ。


外部リンク

UCC上島珈琲株式会社 ニュースリリース
http://www.ucc.co.jp/company/news/2014/rel140925.html

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