遂に国際刑事裁判所へ告訴
シェブロン社が補償を拒否している環境汚染問題に、北エクアドルの汚染地域住民が、国際刑事裁判所(ICC)へ告訴した。
今月、約80カ所ある汚染地域からの何万人もの住民による陳述書がICCへ提出された。
(画像はイメージです。
写真素材足成より)
エクアドルでの石油による汚染
1964年から1992年の間、北エクアドルのラゴ・アグリオ郡では、石油採掘による毒物の廃棄で酷い環境汚染が深刻化していた。
汚染された川の近隣付近に住む先住民達の癌発症率は上昇し、奇形児出生も増加した。
エクアドル裁判所訴訟判決
地元住民は、シェブロン社に対して、環境汚染を浄化するよう要求し、長い訴訟の結果、2011年、エクアドル裁判所が、シェブロン社に対し95億ドルの支払いを命じた。
だが、訴訟判決後、シェブロン社は、一切の支払いを拒否し、この判決には不正があったと主張し、控訴した。この裁判は、シェブロン社が資産を保有するカナダ、ブラジル、アルゼンチンの国々で広がっている。
国際法による判決
ハフィントン・ポスト紙で、エクアドル外務大臣リカード・パティーニョ氏は、多国籍企業による権利の乱用は、国際法によって統治されるべきであり、不正は終わらさなければいけないと語った。

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