商業銀行業務に関して幅広く提携
株式会社みずほ銀行(みずほ銀行)は21日、チリの民間銀行Banco Santander Chile(サンタンデール・チリ)との業務提携を発表した。提携に伴う契約は前日20日に行われ、商業銀行業務に関する幅広い分野での業務協力協定が結ばれた。
提携先のネットワークを活用 顧客サービスの充実図る
協定においてみずほ銀行は、トレードやリース、プロジェクトに関わる各種ファイナンスなどの金融サービスを、チリ最大手のサンダンデール・チリを通して行うことで合意。
サンダンデール・チリは現地で最大級のネットワークを有しており、これを活かしてみずほ銀行では、地場通貨での取引や現地の経済情報といったサービスを提供する。これら施策により、現地での事業拡大、および新たにチリへの進出を目指す顧客を対象に、サポート体制の充実を図る構えだ。
経済成長盛んなチリ、みずほ銀行も注力
チリでは盛んな経済発展を背景として商業拠点としての役割が高まっているほか、中南米における経済成長を引っ張るカギとして注目を集めている。
これらを支えているのが、豊富な資源に裏打ちされた貿易開放政策とビジネス環境だ。同国では今後も、OECD予想で年平均4.4%の持続した経済成長が見込まれている。
みずほ銀行ではチリにおけるこれら盛り上がりを踏まえ、中南米におけるビジネスのアクセス拠点として、今年9月にサンチャゴ出張所を設立。同行では今回の協定を通して現地におけるビジネスチャンスの提供を強化し、顧客の事業拡大を支援していく方針だ。

株式会社みずほ銀行 ニュースリリース(PDF)
http://www.mizuhobank.co.jp/release/2014/pdf/news141121