中国南車、17億元規模の車両供給へ
中国の鉄道車両大手である中国南車(CSR)は17日、アルゼンチンのベルグラーノ鉄道改修プロジェクトに際し、17億元規模の車両供給契約を受注したと発表した。
プロジェクトに合計2000両以上を提供
ベルグラーノプロジェクトはアルゼンチンにおける鉄道改修プロジェクトの一環。同プロジェクトは中国機械設備工程が設計から調達、建設までを請け負うEPC契約を結んでおり、全体で100台の機関車と、3500両の貨車が必要となる見通しとなっている。
CSRは今回の契約を通して、同プロジェクトに広軌鉄道用機関車とメーターゲージ鉄道用機関車計80台、および鉱石輸送ホッパ車、穀物輸送ホッパ車、長物車など貨車2000両以上を提供する。
契約の背景に豊富な実績 今後の受注も?
新華ニュースがCSR関係者の話として伝えたところによると、
アルゼンチンから17億元の機関車を受注し、10-18ヶ月内に引き渡す。これは1期プロジェクトであり、引き渡した後に2期プロジェクトを展開する。(新華ニュースより引用)
とされており、今後のさらなる受注を示唆するものとなっている。
中国南車とアルゼンチンとの関係は2003年に始まり、これまで同国に対し709両の車両を納入してきた実績を有している。2013年初めには現地政府と総額10億ドル近くにのぼる都市間鉄道列車供給契約を締結した。

中国南車(CSR) ニュースリリース
http://www.csrgc.com.cn/g981/s2780/t251859.aspx