ホンダ、ブラジルでの風力発電を開始

本田技研工業株式会社（ホンダ）は26日、ブラジルにおける現地法人ホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダを通して、風力発電事業をスタートさせたことを明らかにした。

ホンダでは事業を開始するに当たり、同国南部リオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市に発電拠点を建設。敷地内には風力タービンを9機設置しており、年間発電量はおよそ9万5000メガワットアワーにのぼる見通しだ。

同社によれば、これは現地における年間約14万台の四輪車生産活動において、同社が使用している年間電力量に等しい値であるという。

また、これら電力を再生可能エネルギーでまかなうことにより、一年間でおよそ2200トンを超すCO2排出量の低減効果が期待されている。同社では今回の事業を通して、企業活動を通して生じる環境負荷を可能な限り低減させたい考えだ。

ホンダでは生産から販売までの企業活動全般におけるCO2排出削減に向け、国際的なレベルで力を入れている。同社では2020年までに、世界で販売する製品のCO2排出量を2000年比で30％削減する計画であるという。

26日の稼働開始に際しては記念式典が行われ、現地の政府関係者をはじめ地元の関係者らも出席。現地法人社長のカルロス・エイジ氏はコメントにて、同社が1976年のブラジル進出以来環境負荷の低減へ尽力してきたことに触れ、今後も現地での環境保全活動に対し前向きに取り組む姿勢を示した。

（画像はニュースリリースより）




本田技研工業株式会社 ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2014/c141127a.html

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