7県648カ所でICT環境を整備
日本電気株式会社(NEC)は8日、コロンビアの7県648カ所で、公共施設にICT(情報通信技術)ルームを設置したことを発表した。
国を挙げての推進計画に参加
コロンビア政府ではICT省を通じ、国内におけるブロードバンド普及とデジタルデバイド対策の推進計画 “Kiosco Vive Digital”を実施。同計画において、政府は国内で4,200カ所以上のICTルームを設置するとともに、それらを高速インターネットで接続することを目標に掲げている。
今回この計画の一環として、NECはスペインを拠点とするソリューションプロバイダー、Hispasatと提携。コロンビアの首都ボゴタを県都にもつクンディナマルカ県のほか、ボヤカ県、カルダス県など計7つの県の学校や公民館などで、パソコンやプリンタ、無線LAN、衛星通信によるインターネット接続などのICT環境を利用できる計648カ所のICTルームを構築した。
NEC、コロンビアはじめ各国でICT環境を推進へ
NECは2015中期経営計画のもと、提供を目指す社会価値に安全・安心・効率・公平という4つを掲げ、社会ソリューション事業を国際的に展開。国家のブロードバンド普及やデジタルデバイド解消に向けたICT環境構築に努めている。
NECでは今後、コロンビアにおけるICTインフラの構築を推進するとともに、ICTルームの保守・運用および利用者の教育も実施し、効率的な利用とその高度化を目指す考えだ。また同社ではこれと併せて、今後も世界各国でICT環境の構築を進めていく方針だとしている。
(画像はプレスリリースより)

日本電気株式会社 プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201501/20150108_01.html