サッカー環境の整備などに「W杯レガシー基金」
国際サッカー連盟(FIFA)は20日、昨年のサッカーワールドカップ(W杯)開催国であったブラジルのサッカー環境整備などを目的に、1億ドル(約119億円)規模の「W杯レガシー基金」を設立したことを明らかにした。
W杯の恩恵を広く国内に
同基金の設立に当たっては昨年11月、ブラジルサッカー連盟(CBF)のジョゼ・マリア・マリン会長とマルコ・ポーロ・デルネロ次期会長、そしてFIFAのジェローム・ヴァルケ事務局長が基金の了解覚書に署名。設立へ向けた準備が進められていた。
W杯レガシー基金には昨年のW杯で得られた収益が活用され、このうち6000万ドルがW杯の開催地域外であった15の州に振り分けられる計画となっている。
FIFAでは基金の具体的な利用対象として、ピッチ等サッカーにおける環境整備、女子サッカーを含む国内でのサッカー普及活動の他、貧困地域への福祉サービス提供も視野に入れているとのことだ。
CBFとFIFA、二人三脚で基金活用へ
これら基金を生かした活動はCBFを中心に行われ、FIFAではその使途をモニタリングするとともに、適切な利用へ向けコントロールしていく方針だ。
ジェローム事務局長は発表に際し、W杯による恩恵を広く分け与える上で、基金がそのプラットフォームとして作用するであろうとの考えを示した。事務局長はあわせて、CBFとの密接な関係の上で基金を運用していくと述べ、FIFAの関連規則にのっとった適切な利用に努める方針であると説明した。

国際サッカー連盟(FIFA):Media Release
http://www.fifa.com/worldcup/news/