新たなプラットフォームを導入、3モデルを製造
フランスの自動車メーカーであるルノーは11日、アルゼンチン・コルドバのサンタイサベラ工場に1億ドル(約121億円)を投資し、生産能力を強化することを発表した。
同社では今回の投資により新たなプラットフォームを導入するとともに、「ロガン」、「サンデロ」、「サンデロ・ステップウェイ」の計3モデルを生産する上で必要な設備を整える。実際の生産開始は2016年中頃となる見通しで、生産された3モデルは同年末にも販売を開始する予定だ。
ルノー、アルゼンチンの生産体制を引き続き強化
またルノーでは今回の発表に合わせて、今後も引き続きアルゼンチンでの生産を続けていく方針を発表。今回追加するプラットフォームを利用し、中長期的には新モデルの生産も視野に入れていく考えだ。
これに加え、同社では今後約20カ月をかけて、パーツ製造を行う現地サプライヤーのネットワーク構築をはじめ、従業員のトレーニングや研究開発など計5つの分野に注力する意向を示している。
ルノーアルゼンチンのCEOを務めるThierry Koskas氏はアルゼンチンについて、南北アメリカにおける生産・販売を増やす戦略上、ルノーグループにとってカギとなる地域であると説明。同社では現状の拡大傾向を維持するとともに、同地域におけるブランド力の強化を図る考えだ。
(画像はプレスリリースより)

ルノー プレスリリース
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