生産環境保護に注力する店舗がリニューアル
東京・赤坂のチョコレート店MAMANOが3月9日にリニューアルOPENし、これに伴うキャンペーンを3月末まで実施する。同店はエクアドル産の希少品種「アリバ・カカオ」を使用したチョコレートが売りとなっており、これと並行して現地の生産環境に目を向けた取り組みにも力を注いでいる。
自然に優しい伝統農法、そのメリットとデメリット
アリバ・カカオはエクアドル産のカカオの原種で、MAMANOではこのうち現地の伝統的な栽培法であるチャクラ農法で育てられたものを採用している。一般的なカカオの木だけを植えて育てる方法とは異なり、チャクラ農法はバナナやオレンジ、バニラの木やココナッツなどと一緒に、 カカオの木を栽培するのが特徴だ。
同店によれば、このチャクラ農法で育てられたアリバ・カカオは特徴的な強い香りが得られることに加え、他の植物との共生栽培であるため自然破壊のリスクも抑えられるとのことだ。しかしそれと引き換えに手間がかかり、生産量を伸ばすことが容易ではないという。
MAMANO、生産者含む周辺環境保護に取り組む
MAMANOではこうした背景のもと、エクアドルの組合「KALLARI」と提携し、同国ナポ地域の先住民の農家約850世帯が栽培したアリバ・カカオのみを使用。さらにこれをフェアトレードで輸入・販売することで、絶滅危惧種が多く存在する現地の森林保護に加え、生態系の保護や先住民コミュニティの持続的発展へ貢献することを目標として掲げている。
同店ではこれら取り組みを通じて顧客に対し優れた香りのチョコレートを提供すると共に、 森林の持続可能性保持と生産者の発展の両立に努める考えだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社コータロー プレスリリース(ValuePress!上)
http://www.value-press.com/pressrelease/138175MAMANO 公式サイト
http://mamano-chocolate.com/