今年1月より本格稼働開始
風力・太陽光発電事業者のユーラスエナジーホールディングスは20日、ユーラスエナジーグループとしてウルグアイで建設に参画していた風力発電所について建設を完了し、今年1月に本格稼働を開始したと公表した。
1基あたり3,000kWの風車を14基設置 国営電力会社に売電
ユーラスエナジーグループが建設に関与したのは、ウルグアイの首都モンテビデオ北東、ラバジェハ県に位置するミナス風力発電所。同社グループでは今回、1基あたり3,000kWのヴェスタス製風車を計14基設置した。
発電所は同社グループが出資するGeneration Eolica Minas S.A.が事業会社を務め、全体での出力は42,000kW。発電所でつくられた電気は、ウルグアイ国営の電力会社Administración Nacional de Usinas y Trasmisiones Eléctricasに売電される流れとなっている。
南米では同社グループ初、今後もウルグアイで展開進める
今回のミナス風力発電所建設プロジェクトは、フランスを拠点とする再生可能エネルギー事業者Akuo Energy SASが主に進めていたものだ。
ユーラスエナジーグループはこのプロジェクトへ2013年に資本参加を果たしており、南米では同社グループとして初、また南半球ではオーストラリアに次ぐ2件目のプロジェクトとなる。
ウルグアイでは2014年末時点で464,000kW相当の風力発電を導入しており、同国ではこれに加え、2015年末までに120万kW相当を新たに導入する計画だ。こうした背景を踏まえ、同社グループでは現地においてさらなる事業展開を進める方針であるとしている。
(画像はニュースリリースより)

ユーラスエナジーホールディングス ニュースリリース
http://www.eurus-energy.com/press/index.php?id=209