自動細胞プロセシングシステム関連事業を世界各地で展開
スイスのBiosafe Groupは3月30日、ブラジルにおける同社代理店のACTS do Brasil Ltd.を買収し、直接販売に切り替えることを発表した。
Biosafe Groupは1997に設立され、おもに自動細胞プロセシングシステムの設計や製造、販売などを手掛ける企業だ。同社ではヒューストンや香港、上海、サンパウロといった世界各地に地域子会社を設けており、直接ないし代理店を通じての営業活動を計50カ国以上で展開。
南米周辺においては、ブラジルをはじめメキシコやアルゼンチン、コロンビア、チリといった諸国で代理店を通じて製品を販売してきた。
ブラジルにおける顧客サポートを強化へ
今回Biosafe Groupでは、ブラジルにおいて同社の代理店を10年間にわたり務めてきたACTS do Brasil Ltd.の関連事業を買収。これを土台として、直接販売を行う新たな事業会社のBiosafe Brasil Distribuidora Ltda.を設立した。
ブラジルではBiosafe Group独自のSepaxテクノロジーによる処理が公共・民間の臍帯血バンクで広く普及しており、再生医療分野における多数の顧客を獲得している。Biosafe Groupは今後、同国において製品サポートやサービスを直接行うことが可能となり、現地の顧客に対するさらなるサービス向上が望めるとしている。
Biosafe GroupのCEOであるオリビエ・ワリーデル氏は、幹細胞バンキングや再生医療、バイオプロセシングといった市場分野において、同社の事業は今回の買収によってさらに拡大するとの見通しを発表。引き続き顧客との関係を強化し、その発展を支援していきたいと述べた。
(画像はBiosafe Group:Newsroomより)

Biosafe Group:Newsroom
http://www.biosafe.ch/?p=4657