エネル・グリーンパワー、チリで18MW級の太陽光発電所を完工

エネル・グリーンパワーは5日、チリのアントファガスタ州で太陽光発電所の「Lalackama II」を完工したと発表した。

今後Lalackama II由来の電力はチリ国内の送電網（Sistema Interconnectado Central、SIC）を介して、国内の各家庭等へ向けた供給が行われることとなる。

今回完工したLalackama IIは、2014年末に操業を開始した60MW（メガワット）級の太陽光発電所であるLalackama Iの近くに位置しており、発電容量は18MW、1年当たりでは50GWh（ギガワットアワー）に達する見込みだ。

エネル・グリーンパワーによれば、これはチリの一般家庭約2万3000戸分に相当するとともに、CO2換算でおよそ2万3000トンの排出削減につながるという。またLalackama IとLalackama II、2つの発電所からは1年当たり210GWhの電力が生み出されると推定されている。

エネル・グリーンパワーはチリにおいて、これまでもLalackama Iをはじめ36MW級のディエゴ・デ・アルマグロ、40MW級のChañares、そして60MW級のLalackama Iといった複数の太陽光発電所に携わってきた。

同社はこれと合わせて、Talinay Orienteをはじめとする合計340MW規模の風力発電所や、合わせて92MW規模となる2つの水力発電所の運営にも関与。

昨今では太陽光発電所建設2つの建設を開始したほか、100MWを超えるポテンシャルを秘めるとされる地熱発電にも参画するなど、チリにおける再生エネルギー分野で積極的な展開を進めている。




エネル・グリーンパワー　プレスリリース
https://www.enelgreenpower.com/

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