146MW規模の太陽光発電に共同参画
丸紅株式会社(丸紅)は14日、チリ・アントファガスタ州のアタカマ砂漠における「Laberinto 146MW 太陽光発電事業」に対し、再生可能エネルギー発電事業会社のEDF Energies Nouvelles(EDF EN)と共同で参画することで同社と合意したと発表した。
EDF ENとの協業は3例目
EDF ENはフランスの大手電力会社Électricité de France(EDF)の傘下にあり、計20ヶ国で総量10,000MW(メガワット)を超える再生可能エネルギー発電所の開発・建設実績を有する、同分野では世界最大手の事業者だ。
丸紅ではこれまでも、EDF ENと北米の風力発電に関する2つの案件で協力して取り組みを進めており、両社の協業は今回が3例目。
太陽光発電所を建設、丸紅の発電資産は総量約35MWに
今回の発電事業に際しては、丸紅とEDF ENがそれぞれ50%を出資。世界でも有数の日射量を有するチリ・アタカマ砂漠に総出力146MWの太陽光発電所を建設して、チリ北部での売電を行う計画だ。
同事業への出資を通じて、丸紅は世界24ヶ国で総量35,434MW、出資分換算で11,022MWに相当する発電資産を有することとなる。
丸紅、成長続く南米電力市場への展開強化へ
チリでは政府主導のもと、2025年までに全発電量に占める再生可能エネルギーの割合を20%まで高める目標を掲げている。こうした取り組みをはじめとする再生可能エネルギーへの追い風を受け、昨今南米の電力市場においては著しい成長がみられているのが特徴だ。
丸紅ではこれまでも再生可能エネルギー発電事業と電力・インフラ分野における優良案件への参画に積極的に取り組んできたが、南米電力市場へは今回新規での参入となる。同社では今回の参画を機に、これまで未開拓であった南米地域での展開を強化していく方針だとしている。
(画像はニュースリリースより)

丸紅株式会社 ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2015/release/150414_jpn.pdf