ベネズエラ政府が、ガイアナ政府に声明を発表
2015年6月9日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が、ガイアナ政府に対して、ベネズエラ領域内の石油採掘を、直ちに止めるよう正式に要請した。
この論争されている領域での採掘は、アメリカのエクソンモービル社が、主導権を握っている。ベネズエラ政府は、エクソンモービル社を非難しており、2007年から今に至り、緊迫した関係が続いている。
1899年、国際法廷が判決を下す
ベネズエラは、19世紀から、論争の地となっているエセキボ川西側領域を、自国のものであると主張し続けてきている。
だが、1899年の国際法廷では、当時、イギリスの植民地国家であったガイアナ国の領域であると、判決が下されている。
ガイアナ政府の主張
先月の総選挙で選ばれたデイヴィッド・グランジャー新大統領は、ベネズエラ政府の主張に対して、国際法に違反する、目に余る行為だと非難している。
さらに、自然資源を開発しようと試みる小国家、ガイアナの権利を妨げる行為であると述べた。
ガイアナ政府は、今後も石油採掘を続ける意思を表明している。
(画像はWikipediaより/Phto:by
Danny86)

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