ペプシの第三四半期
6日、アメリカ大手食品・飲料メーカのペプシコ(以下ペプシ)は、2015年第三四半期の純利益を一株当たり0.36ドルであると報告した。(前年:一株当たり1.32ドル)
また、ベネズエラにおいて14億の負債が生じた為、総収益は5.4%減の163億ドル、当期純利益は5億3300万ドルと大きく減少した。(前年同時期:当期純利益20億ドル)
巨額の負債が発生した背景
ベネズエラ経済はハイパーインフレーション状態であり、数年前よりベネズエラ政府はペプシに対して資本規制を課してきた。資本規制により、ペプシはベネズエラでのビジネスにて利益を得ることが難しいという。
最高財務責任者ヒュー・ジョンストン(Hugh Johnston)氏は、営業利益においてベネズエラビジネスの収益が占める割合は僅か2%であったと述べている。
ペプシはベネズエラにて自社工場を持たない為、ベネズエラ経済のインフレ状態が進行する限り、ベネズエラでの収益は減少すると考えられる。
ベネズエラビジネスの将来
巨額の負債が生じたが、ベネズエラにてペプシが飲用されていない訳ではない。
ペプシのスポークスマンは、経済状況による一時的な負債であり、将来的には、ベネズエラビジネスより収益が得られると強調する。
また、ペプシ最高経営責任者のインドラ・ヌーイ(Indra Nooyi)氏は、負債は生じたが、ベネズエラ市場より撤退する予定はないと述べている。
(画像はPepsico HPより)

CNN Money
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