セキュリティ・ソリューション提供契約を締結
NECは16日、ブラジル・アク港に対してセキュリティ・ソリューション提供契約を締結し、インテグレートシステム(総合システム)を展開すると発表した。
システムにより、制御装置にアクセスしてCCTVシステム(防犯・監視カメラシステム)やiPASOLINK(アイパソリンク)に基づいた湾外ワイヤレスネットワークを管理するという(iPASOLINK:NECが製造する海外向け小型マイクロ波通信システム)。
NECが提供するインテグレートシステムは、今年10月を目処に使用可能予定である。
ブラジル物流産業の現状
ブラジル物流産業は、成長が著しい市場であると言われる。
NECブラジルのプレジデントであるダニエル・ミラビル(Daniel Mirabile)氏は、ブラジルの物流産業では、信頼性の高いセキュリティを確立する為に、最先端技術が重要とされると述べている。
NECが持つインテグレートシステムに関する特別な専門的技術・知識、世界中のスマートシティプロジェクトに携わる経験は、アク港に活かせるという。
ブラジル・アク港について
アク港はリオデジャネイロ北部サン・ジョアン・ダ・バラ(リオデジャネイロ沖カンポス海盆より120キロ)に位置し、世界で最も新しい産業集合地帯にある。
ターミナルは2つあり、湾内のインフラ基盤や物流は、ブラジル民間企業プルモ・ ロジスティカが手掛けたという。
なお、カンポス海盆は、ブラジル国内の原油生産量の大半を占める地域である。
(画像はNEC HPより)

NEC プレスリリース
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