ドイツ銀行ブラジルの従業員を半減
ブラジルにおける事業の移行に伴い、ドイツ銀行がブラジルの従業員を半減する予定であると明らかになった。
取締役4人とヴァイスプレジデントは、26日付けで解雇されたという。(取締役:マルセロ・ララ・ノゲイラ(Marcelo Lara Nogueira )氏、ジェシカ・プラム(Jessica Praum)氏、リチャード・ミンゲス(Ricardo Minguez)氏、アウグスト・ファリエロ(Augusto Faleiros)氏)
なお、2014年の時点で、ドイツ銀行ブラジルにおける従業員数は334人であった。
ドイツ銀行の人員削減計画
昨年10月、ドイツ銀行は、貸出業務の簡素化とリターン(収益)の改善を目的に、向こう2年間で、全従業員のうち約2万6千人を解雇する計画であると発表した。
また、アルゼンチン、メキシコ、チリ、ペルー、ウルグアイから事業を撤退する意向であるという。事業撤退予定の5拠点における従業員数は269人である。
ドイツ銀行の米州広報担当責任者であるレオ・カラブロ(Renee Calabro)氏は、ブラジルでの人員削減に関して言及を避けた。
人員削減に伴うドイツ銀行ブラジルの事業縮小
ブラジル中央銀行によると、2015年時点にて、ドイツ銀行ブラジルの総資産は325億レアル(79億8千万ドル)、中核的自己資本は18億6千レアルとなり、ブラジル銀行業界にて第18位の規模であるという。
従業員の半減により、ブラジル国内の金融取引業務は、ブラジルから世界的な中核拠点へ移行する。
一方で、キャッシュ・マネジメント(資金管理)、トレード・ファイナンス(貿易金融)などを含むグローバル・トランザクション・バンキング業務(個々の具体的取引)、アセットマネジメント(資産運用)、コーポレートファイナンス(企業財務)は移行しないという。
(画像はDeutsche Bank HPより)

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