エネルギー転換の鍵となるリチウム
世界の70パーセントを占めるリチウムが眠っているボリビアでは、電気自動車に使われるリチウムバッテリーの増加に伴い、世界中から熱い視線を集めている。
ボリビア、12000フィートの高さにあるアンデス山脈にウユニ町が位置しており、ウユニ町から140Km離れた塩原に、リチウムが眠っている。
観光地であるウユニ塩原にリチウムプラント建設予定
多くの旅行者が、訪れるウユニ塩湖では、フラミンゴが飛び交い、虹色の湖が輝いている。温泉もあるこの地で、リチウムパイロットプラントの新しい施設が建設予定となっている。
井戸かん水や、プールの設置は、27平方キロメートルとなり、採掘に伴う、環境への影響も懸念されている。
中国、ドイツ系企業が、リチウム生産に加担
モラレス大統領は、今から2019年までに、9億9500万ドルをリチウム産業の開発に投資することを約束した。6年前、ガス開発に投資した10億ドルに次ぐ巨額投資である。
これを受け、ドイツのK-UTEC AG Salt Technologies社は、炭酸リチウムパイロットプラントをデザインすることに同意した。すでにモラレス大統領は、契約書に署名している。
中国のChina Linyi社は、イオンリチウムバッテリー・パイロットプラントを建築済みであり、他、中国系企業CAMC Engineering社も塩化カリウムプラント建築の契約を取り付けた。
本格的にリチウム生産が軌道する2018年に向け、期待が高まる中、重機器の稼働、煆焼に伴う環境汚染が危惧されている。
(画像はWikipediaより/Photo:by
Chechevere)

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