ビッグマックの販売中止
今月21日、マクドナルド社は、ベネズエラ国内の店舗にてビッグマックの販売を中止すると発表した。
マクドナルド社のフランチャイズ企業であるアルコス・ドラドス・ホールディングスは、ベネズエラ国内の深刻な食料不足により、ビッグマック用バンズ(真ん中のバンズ)の調達ができなくなったと述べている。
ビックマック以外の他商品は提供可能
今回、ビッグマックの販売中止に伴い、マクドナルド店舗は、代替商品として「Quarter Pounder(クォーターパウンダー)」「Pollo CBO」「McNifa cheeseburger(McNifaチーズバーガー)」などの商品を提供するという。
アルコス・ドラドス・ホールディングスは、ビッグマックの販売中止は一時的であり、他商品は提供可能であると述べている。
また、2015年には10か月間、マックポテトの販売が中止になっていた。ベネズエラ国内の食料不足により、ジャガイモの調達が困難となり、ポテトの製造に支障をきたしたという。
アルコス・ドラドス・ホールディングス
アルコス・ドラドス・ホールディングスは、マクドナルドのフランチャイズ事業を行う企業であり。アルゼンチン首都ブエノスアイレスに拠点を置き、南米、カリブ諸国におけるマクドナルド店舗(2000店舗以上)の経営を担当する。
ベネズエラの食料危機と経済破綻
ベネズエラでは、食料品から日用品に至るまで、基本的な生活必需品が不足している。
また、ベネズエラ経済は破綻している。国際通貨基金は、2016年ベネズエラ経済の縮小率を10%と予測している。(前年度の経済縮小率は8%)また、インフレ率は700%と見積もられている。
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CNN Money
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