南米市場にてVoIP技術提供
今月3日、大手ソフトウェア開発会社であるワン・ホライゾン・グループは、子会社であるホライゾン・ラテンアメリカを介して、南米市場にて特許権を有するVoIP技術を提供すると発表した。
VoIP技術提供に際して、ブラジル大手の音声データサービスプロバイダーであるHyette社とのライセンス契約に準ずるという。従来、南米市場では新規参入は難しく、市場シェアの獲得に時間を要するといわれるが、Hyette社とのライセンス契約により南米市場への新規参入が可能となった。
ワン・ホライゾン・グループの最高経営責任者であるブライアン・コリンズ(Brian Collins)氏は、ブラジルやコロンビアの新興市場にて市場地位を確立できると期待している。
ワン・ホライゾンとHyette社
ワン・ホライゾンはソフトウェア開発・運用を手掛け、携帯電話やスマートフォン通信事業者(キャリア)に対して、キャリアグレード(通信事業者システム)のVoIP技術を提供する。
一方、Hyette社は多角的な電気通信事業者であり、ブラジルに拠点を置く。ブラジルやコロンビアを含む南米9ヶ国にある企業に対して電話サービスを提供している。
ワン・ホライゾンのVoIP技術
VoIPは音声データをパケット化してIP網(インターネットプロトコル・ネットワーク)にてリアルタイム伝送する技術であり、電話回線システムにて用いられている。
ワン・ホライゾンのVoIP技術は、Hyette社の中核となる電話網と統合され、最適化されたうえでVoIPスマートフォンソリューションとして運用開始予定である。サービスの提供対象は、Hyette社のB2B(企業間取引)企業であるという。
ワン・ホライゾンは、Hyette社のB2B(企業間取引)企業がもつ個々のニーズに応じて、アプリケーションをカスタマイズするという。
MARKETWIRED
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