同社最大の太陽光発電所
イタリア電力大手エネル傘下のエネル・グリーンパワー社は、チリ北部のララッカマとシャナレスの2カ所において、太陽光発電所の建設を開始した。5月20日付のプレス・リリースで明らかになった。
(画像はプレスリリースより)
ララッカマで建設される発電所は容量60メガワットで、同社にとって最も大きな太陽光発電所となる見込み。フル稼働すれば、年間160ギガワット時もの発電が可能となる。これはチリの約9万世帯分の電力使用量に相当し、年間10万トンものCO2を削減することができる。
シャナレスに建設される発電所は、現在同社によって建設中のソーラー・ファームに隣接。この発電所の容量は40メガワットで、フル稼働すれば年間94ギガワット時の電力を供給できる見込み。これはチリにおける約5万3千世帯分の電気使用量に相当し、年間5万9千トンものCO2排出を削減することができる。2014年末から2015年始めに稼働予定である。
多国籍に展開する再生可能エネルギー専門企業
現在、同社はチリにおいて2カ所の風力発電所(内1カ所は現在建設中)を保有。また数カ所において地熱発電の調査を実施中である。地熱発電所が実現すれば、100メガワットもの電力を発電できる可能性があるという。
エネル・グリーンパワー社は、再生可能エネルギー開発を専門とし、風力、水力、太陽光、地熱、バイオマスと、あらゆる再生可能エネルギーによる発電所を展開している。これまでに、北米、中南米、ヨーロッパの計16カ国に717カ所以上の再生可能エネルギー発電所を導入している。

エネル・グリーンパワー社 プレスリリース
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