ボリビア初の太陽光発電所建設に向けて
ボリビア政府は、国内初の太陽光発電建設に際してIsotron SAU(スペイン)と業務提携すると正式に発表した。発電所はボリビア北部のパンドに建設予定だという。(パンド:北側はブラジル、西側はペルーの国境に面した地域)
17日、パンドの中心都市コビハにて調印式が開かれ、Guaracachi(ボリビア)とIsotronの代表者により契約が交わされた。
調印式には、ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領、ファン・ホセ・ソーサ(Juan Jose Sosa)炭化水素エネルギー省大臣、地方公務員らも参加した。
また、エボ・モラレス(Evo Morales)大統領は、エネルギー部門において多くのスペイン企業(石油・ガス企業Repsol、レプソル傘下YPFBなど)との業務提携を歓迎する意向を示している。
※Isotron SAU:Isasturグループ企業。スペインを中心に、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアに拠点を置き、主な業務はエネルギー部門における建物・施設建設。
※Guaracachi:ボリビア・エネルギー企業Ende子会。ボリビア・サンタ・クルスに拠点を置き、2010年5月に国営化。
(画像はイメージです)
太陽光発電の操業にあたり
現在、パンドはナショナル・グリッド(全国送電網、全国電力網)地域には該当せず、ディーゼル式タービンで電力発電を行い、3都市へ電力供給している。(コビハ、プエルトリコ、ポルベニール)供給量は3都市約45000世帯分、総需要9メガワットである。
一方、太陽光発電所には1180万米ドルを投資するものの、発電量は最大5メガワットであり、3都市における電力需要の半分を満たす程度である。
太陽光発電に伴う費用はデンマークが半分、ボリビア政府が残り半分を負担することになる。発電所は9月に発電量2メガワットから操業を開始し、その後2カ月で5メガワットまで引き上げる予定だという。

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