NEC、ブラジルでの4K放送実験に協力

NECは6月30日、リオデジャネイロ市で4K地上波ライブ放送の実証実験を行うブラジル最大手のテレビ局GLOBO（グロボ）に、実験で使用する機材等の面で協力を行うことを明らかにした。

同実証実験では、フルHD（※注1）を超える高精細映像を実現する4K／60P（※注2）技術を搭載した放送用機器として、NECが新規開発した映像リアルタイム圧縮装置「VC-8150」が使用される予定だ。

VC-8150は、4K／60P高精細映像に対応した世界初のリアルタイム圧縮装置であり、今年2月より販売がスタートした。

NECによれば、VC-8150は最新の映像符号化に関する規格「HEVC」（High Efficiency Video Coding）に準拠しており、リアルタイムでの高い映像圧縮率と品質の両立を実用に耐えうるレベルで実現。またこれらの圧縮処理は全てハードウェア上で行われ、高い安定性と信頼性につながっているという。

NECは今回の発表に際し、との姿勢を公表している。同社では、2015年の中期経営計画に基づいた社会ソリューション事業を世界規模で推進しており、今回の事例はそうした姿勢を反映した取り組みの1例といえそうだ。

同社では今後も、フルHDを超える高精細映像を備えた次世代放送サービスの実現と、その普及・拡大をさらに推進していく予定である、としている。

※注1・・・フルHDは、解像度1,920×1,080ピクセルの順次走査映像のこと。
※注2・・・4K/60Pは、解像度3,840×2,160ピクセル、毎秒60フレームの順次走査映像のこと。




NEC プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201406/20140630_05.html

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