ブラジルとインドの会談
16日、第6回BRICS首脳会議の期間中、ジルマ・ルセフ大統領(ブラジル)はナレンドラ・モディ首相(インド)を大統領官邸に招き、朝食を介して会談を行った。
(画像はwikipediaより 首都ブラジリアの大統領官邸 「アルヴォダーラ宮」 by
Thum_Fel)
二ヶ国間協定を締結
ルセフ大統領とモディ首相は、環境分野での協力を含む、数種類の二ヶ国間協定を締結した。協定は、貿易の拡大・多角化、河川への投資、農業・酪農科学・再生可能エネルギー・宇宙研究・防衛・サイバーセキュリティ分野における協力、環境保護と多岐にわたる。
ブラジル‐インド間の貿易はインド優位であり、昨年の貿易額は94億ドルに達した。2007年から2013年まで、ブラジルに拠点を置くインド企業の直接投資合計は1億ドルであった。
また、二国は環境了解覚書に調印した。この覚書に基づき、ブラジルに共同でアース・ステーションを建設し、インドの遠隔探査衛星とデータの送受信を行う。
さらに、双務的領事・機動における双務的な協議機構の確立、フォーラムやG20を含む多国籍機関における協力強化についても同意した。双務的な協議機構はワーキンググループにより組織され、ブラジルとインドの二国間にて定期的な対話・会談、情報交換が行われるという。
BRICS首脳会議
BRICS首脳会議では、重要な2つの協定-BRICS開発銀行の設立、BRICS間での条件付き資本蓄積-に関する取り決めが行われた。
また、G4(ブラジル、ドイツ、インド、日本)のリーダーとして、ルセフ大統領とモディ首相は、安全保障理事会を含めた国際連合に対して国際連合設立70周年となる2015年までに組織を改革するよう要求したという。
モディ首相は、BRICS首脳会議を歴史的会議と評価し、ブラジルはインドの重要なパートナーであると述べている。二国は、歴史的・文化的結び付きを回復させた。

THE HINDU
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