アフリカ訪問中のチリ大統領
南アフリカ、モザンビーク、アンゴラを8月11日まで訪問したミシェル・バシュレ大統領は、海外の投資家の間で期待の星になっている。IMFは、同国の2014年の経済成長率を5.2%と予測している。
「アフリカが経済的に大躍進している状況を鑑みて、この訪問によって我が国はより強固な関係を築けるであろう」(francetvinfoから引用)
と同国の外務大臣Heraldo Munoz氏は訪問前に述べている。
アフリカとチリの貿易はまだ発展途上
チリとアフリカ間の貿易はあまり行われていない。貿易額でいうと、アンゴラとは690万ドル、モザンビークとは580万ドルしかやり取りしていない。しかし、バシュレ大統領の最初の訪問先であった南アフリカとは1億1200万ドルにも上る。
南アフリカとチリは、鉱業、国防、エネルギーの分野で経済的関係を深めたい考え。また、バシュレ大統領は南アフリカのあとモザンビークとアンゴラを訪れたが、両国は豊富な石油と天然ガスを有しており、チリはこれを欲している。
現チリ大統領の手腕
「バシュレ大統領のおかげで、今日我々はアフリカ大陸のことを詳しく知ることができる。以前は、この大陸は優先事項では全くなかった」(francetvinfoから引用)
とサンティアゴにあるチリ大学の国際関係を専攻している教授 Eduardo Carrenoは語っている。
アフリカの国々は2013年10月、国連安全保障理事会の非常任理事国を決定する際、チリに票を投じ、同国が非常任理事国となるのに決定的な役割を果たした。

AFP
http://www.afp.com/en/node/2717972francetvinfo
http://geopolis.francetvinfo.fr/