総務省、南米2カ国へ訪問団派遣 参加法人も募集

総務省は29日、コロンビアとエクアドルの南米2カ国に対して、ICT（情報通信技術）分野に関する官民合同ミッション団の派遣を行うと公表した。またこれに際し、同省では民間側からの参加法人の募集を開始している。

今回の派遣は、総務省が掲げる“ICT国際競争力強化・国際展開イニシアティブ”に基づくもの。近年コロンビアでは“Vive Digital”と銘打ってのデジタル通信網整備が進んでおり、7月の安倍総理大臣訪問時に発表された声明でもこの件について触れられるなど、日本側の協力が強く求められている。

またこれまで主に地デジ分野の技術協力を行ってきたエクアドルにおいても、今後はICT全般に幅を広げての協力が求められており、日本の技術導入は今後ますます進むものと考えられている。

総務省ではこうした背景を元に、今回の派遣によって南米2カ国における日本のICT関連ビジネス展開の可能性を探り、今後のビジネス活性化につなげたい考えだ。

ミッション団の派遣は今年11月17日（月）から21日（金）までの5日間にかけて行われ、コロンビアのボゴタとエクアドルのキトをそれぞれ訪問する。各日では現地政府や企業が参加しての意見交換が行われるほか、日本側からのICTソリューションに関する提案等も合わせて行われる。

また総務省では今回、コロンビアでは光ファイバー当のデジタル網整備、エクアドルでは産業振興、物流等諸分野におけるICTの活用についてそれぞれ重点を置く予定だとしている。

ミッション団への参加を希望する法人については、9月19日（金）までの申し込みが必要となっている。総務省によると、問い合わせの際は企業名や連絡先の他、関心のある国や分野、提案可能な案件の概要についても連絡することが望ましいとのことだ。




総務省：報道資料
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_020

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