パナソニック、チリのソーラーカーレース出場の東海大後援
パナソニックは2日、今年11月にチリで開催されるソーラーカーレースに出場する東海大学チームに対し、ソーラーカーの部品提供を通じてサポートすることを明らかにした。
(画像はニュースリリースより)
パナソニック、太陽電池関連部品を提供
パナソニックは東海大ソーラーカーチームのスポンサーを務めており、今回同社はソーラーカー向けに設計した太陽電池モジュールのHIT(R)およびリチウム電池などを提供する。
HIT(R)は、パナソニック独自開発のセルを用いた太陽電池モジュールで、基礎となる部分は住宅などの屋根に搭載されるものと同様だ。同社によれば、HIT(R)は屋根など高温になる限られた面積の場所でも高い発電効率を誇るため、ソーラーカーへの搭載にも適しているとのこと。
またリチウム電池もソーラーカーへの搭載に適した軽量かつ高容量タイプで、万が一の曇天下でも長時間にわたり走行を続けることが可能となっているという。
過酷なレースに耐え抜く性能示せるか?
今回東海大チームが参戦するソーラーカーレース「Carrera Solar Atacama 2014」は、チリのアタカマ砂漠を舞台に11月13日から17日の5日間にわたって行われる。
コースの全長は1200Km、高低差はおよそ3400mにもなる過酷なレースだけに、参加チームの実力はもちろん走行するソーラーカーもその性能が問われることは間違いない。
東海大のソーラーカーチームはここ5年間、計4つの国際大会で優勝をおさめるなど高い実績を誇るチームだ。今回パナソニックにとっては優れたチームの実力のもと、自社製品の性能をアピールする絶好の機会となりそうだ。

パナソニック ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/news/topics/2014/126352.html