東芝系列のランディス・ギア、ブラジルで巨額契約
東芝グループのランディス・ギアは9日、ブラジルの配電会社ライトとスマートグリッドシステムの受注契約を結んだことを明らかにした。契約額は約7億5000レアルで、ランディス・ギアによれば南米で史上最大級の規模であるという。
リオデジャネイロのスマートグリッドを一括管理
今回契約を結んだライトは、ブラジルの電力会社ミナスジェライスの子会社。一方のランディス・ギアは同国に製造拠点を保有しており、米国ですでに高い評価を得ているスマートグリッドシステムがブラジルにおいても評価されたことで、今回の受注につながった形だ。
ランディス・ギアは今後契約に基づき、2018年までにリオデジャネイロでスマートメーター110万台、およびネットワーク機器やその保守サービスなどを提供する。これにより同社は納入から運用、保守までを一貫して手掛けることとなる。
2018年までに160万人へサービス提供
ランディス・ギアは2013年、家庭用スマートメーターのシェアが世界トップを記録。これまで3000万台以上のスマートメーターを世界各地の30カ国で販売するなどして実績を重ねている。
同社とライトとの協力関係は昨年スタート。今後両社は関係をさらに深めつつ、高品質のスマートグリッドネットワーク完成を目指す構えだ。ライトでは契約満了の2018年までに、同社顧客の40%にあたるおよそ160万人にサービスを提供したいとしている。

ランディス・ギア ニュースリリース
http://www.landisgyr.com/light-landisgyr-unveil-largest