米国で走行中の電気バスが、メキシコに登場
中国BYD社が開発した電気バスが、メキシコの街でテスト走行された。アメリカのカリフォルニア州ですでに、試験走行されている電気バス、ランカスターと同様、1回の充電で、電気のみで走るバスである。
オリジナルのランカスターは、車両の長さが60フィート(約18メートル)であるが、メキシコでテスト走行中の電気バスは、少し小さく、車両の長さは、40フィート(約12メートル)であり、1回の充電で走る距離は、250Kmである。
(画像はニュースリリースより)
米国で披露された世界最大の電気バス
今月、ヒューストンの博覧会で披露されたBYD社製、世界最大の電気バス、ランカスターが注目を浴びた。
この2車両連結タイプの大型バスは、120人乗せることができる。バッテリーは、1回の充電で250マイル(約400Km)走行可能であると宣伝されていたが、実際の試験走行では、1回の充電で24時間、750マイル(約1200Km)走ることができた。
夜間での1回の充電は、2時間から4時間で完了となり、追加的発電機器は不要である。さらに驚くべきことに、米国での試用運転2500Km走行にかかった充電費用は、たったの200ドルほどであったという。
世界最大の電気バス用バッテリー
BYD社が開発した電気バス用のリン酸鉄バッテリーは、耐火性があり、あらゆる再生エネルギー、太陽エネルギーや風力発電から蓄電可能なプラットフォームを持つものである。
さらに最終的に使用できなくなってもリサイクル可能なバッテリーなので、どこまでも地球に優しい。
新興企業BYD社のグリーンビジネス
1995年に設立されたBYD社は、当時約20名の従業員だけであった。
当初は、携帯電話や、パソコンの充電器開発を手掛けていたが、現在は、自動車充電器、ソーラーエネルギー、LEDの開発など、GREENエネルギーに関した製品の研究、開発を拡大させている。
2009年の時点で従業員は15万人となった。現在は、中国を中心として、世界中に支店を広げている。

BYD社 ニュースリリース
http://www.byd.com/