ANA、ブラジルTAM航空とのコードシェア便を拡大
全日本空輸(ANA)は7日、今月26日よりブラジルのTAM航空(TAM)とのコードシェア(路線提携)を拡大し、ブラジル向け路線の運航を強化することを明らかにした。
ブラジル向けは計10便に 利便性が大幅にアップ
ANAでは同社の便名の元、実際の運航を提携先が手掛けるコードシェアを提携各社と実施してきた。TAMとはこれまでもブラジル向け一部路線でコードシェアを行っており、ユナイテッド航空およびルフトハンザ・ドイツ航空とのコードシェア便も含め、今回の路線強化によって同国向けのコードシェア便は計10路線となる。
今回新たに追加されるTAMとのコードシェア便は、パリ(フランス)/サンパウロ(ブラジル)およびフランクフルト(ドイツ)/サンパウロの計2便。この追加によって、仮に日本からパリを経由してブラジルを目指す場合、パリ空港では第一ターミナル内のみで乗り換えが完結し、利便性が大幅に向上することとなる。
国内移動も容易に ANA、イベント見据え顧客に対応
その他、今回の提携によってサンパウロ空港とブラジル国内の乗り継ぎ便も大幅に増便。従来のリオデジャネイロに新たにブラジリア等5都市が加わった計6都市と繋がり、アクセスの幅が広がっている。
今年のFIFAワールドカップも記憶に新しい中、ブラジルでは2016年にオリンピックの開催を控えており、今後も注目を集めることが予想される。ANAではこれらへ向けた観光客はもちろん、現地に進出する日本企業の社員等も含めた顧客の利便性向上に取り組む考えだ。

全日本空輸(ANA) プレスリリース
http://www.ana.co.jp/pr/14_1012/14-060.html