米国にあるベネズエラ政府の資産は凍結に
2014年12月12日、米国政府は、ベネズエラに制裁を科すことを発表した。
すでに、ベネズエラ制裁に関する法案は、上院、下院共に、通過しており、バラク・オバマ大統領もこの法案に署名することを決断した。
法案が施行されれば、米国にあるベネズエラ政府の資産は、凍結され、米国への入国も禁止される。
ベネズエラ制裁に至った経緯
2014年、2月、ベネズエラの街で反政府デモが行われた。その際、ベネズエラ政府は、国民に対し暴力的な行為を行い、その権力の乱用が非難を受けた。
米国は、ベネズエラ政府による人権侵害と見なし、制裁の法案を可決するに至った。
ベネズエラ大統領は制裁に批判
米国側のベネズエラ制裁は、内政干渉に該当し、極めて正気ではない決定である、とベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は反論した。
さらに、デモ中に引き起こされた暴力については、法において裁かれるべき問題であると釈明した。
ベネズエラは、米国の主な石油供給国であるが、去年亡くなったウーゴ・チャベス大統領から、同じく左派であるニコラス・マドゥロ大統領に政権が移った後もなお、両国の関係は、ますます悪化していくばかりである。
(画像はWikipedeiaより/Photo:by
Agencia Brasil)

New York Times
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