現地企業とジョイントベンチャー設立 2017年の完成目指す
アメリカのSunEdisonは24日、ブラジルのRenova Energia S.A.とジョイントベンチャーを設立したことを明らかにした。これはブラジルにおけるメガソーラー(大規模太陽光発電所)設立を目的としたもので、両社では今後、2017年の運用開始を目指して建設を進める。
資金調達にも工夫 4カ所の施設でメガソーラーを構成
新たに設立するジョイントベンチャーには両社が50%ずつ出資を行い、建設に要する資金はブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)からの融資によって賄う計画だ。
SunEdisonによれば、この方法を採用することにより為替レートと資金調達とのリスクを軽減し、競争的な価格での技術導入が可能になるという。
ジョイントベンチャーの設立後は、ブラジルのエネルギー政策を担うCCEE(Energy Commercialization Authority, Camara Comercializadora de Energia Electrica)の認可のもと、同国バイーア州に計4カ所、合計出力106.9MWのメガソーラーを建設する。
SunEdisonはこの建設に際し、太陽の向きに合わせた位置調整を実現するシステムおよび太陽光パネルを提供する予定だ。
SunEdison、ニーズに沿った展開進める
ブラジルでは昨今、太陽光エネルギーに関する枠組みが規定されるなど、国を挙げての再生可能エネルギー導入が進んでいる。
SunEdisonでは今回のジョイントベンチャー設立について、こうしたブラジルにおける再生可能エネルギーのニーズにうまく合致したものだとの認識を示しており、今後現地当局によるサポートも受けて展開を進める方針だ。

SunEdison プレスリリース
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml