ペルーとスリランカで、28日よりサービス開始
ソフトバンク株式会社(ソフトバンク)は27日、同社で展開するLTE国際ローミングの対象エリアに、ペルーとスリランカの2カ国を加えることを発表した。この発表に引き続き、両国における同通信サービスの提供が翌28日より開始された。
日本で使用中の端末を、そのままペルーでも
LTE国際ローミングとは、ある通信事業者が提供するサービスを国外の提携先通信事業者を介して提供することで、ユーザーにおいては所有端末を変えることなくLTE(次世代高速携帯通信規格)を用いての通信が可能となるサービス。
今回のケースを例にとると、ソフトバンクと契約しているユーザーは今後、日本国内で普段使用している端末をそのままペルー・スリランカに持ち込んでも、LTEを介しての高速通信を行うことが可能になる。
ソフトバンク、国内同業初の進出を達成
ソフトバンクでは今回、ペルーのClaro Peru 、スリランカのDialogおよびMobitel Sri Lankaの各通信事業者と提携してサービスを提供する。
このうちClaro PeruとDialogを介して通信を行う場合、通信料に配慮する必要なくパケット通信を利用できる海外向けパケット定額サービスの「海外パケットし放題」の利用対象になり、使用機器によっては申し込み不要で利用することが可能となっている。
ソフトバンクによれば、ペルーおよびスリランカでLTE国際ローミングを提供するのは、日本国内の携帯電話事業者としては初のケースになるという。また今回2カ国が新たに追加されたことにより、同社によるLTEを用いた高速通信サービスの提供国・地域は合計26カ国となった。

ソフトバンク株式会社 プレスリリース
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2014