金採掘における水銀使用の規制
2013年10月、ガイアナ政府は、水銀を使用した製品の製造、及び輸出入を規制する水俣条約に同意した。
金鉱山採掘において、水銀を用いた金の採掘は、長い間行ってきた慣習であり、水銀使用によって引き起こされた水質汚染は、世界各地で問題となっている。
ガイアナ市中銀行は、水銀ストップ基金の利用を見送る
ガイアナ金・ダイヤモンド鉱山協会(GGDMA)は、10億ガイアナドル(約480万ドル)の基金を、小さな鉱山会社にも、平等に利用できるようなシステムを提案しているが、現在の基金使用においては、市中銀行が保留している状態となる。
ガイアナ地質鉱山委員会(GGMC)は、基金の管理を市中銀行に委託したが、銀行側の判断は、基金を有用活用できるような、水銀に代わる代替機器は、まだ模索中であり、具体的な対応策が整っていない段階での利用は、時期早々であると応じている。
ガイアナ研究チーム、水銀に代わる代替機器を調査
ガイアナ科学技術研究所、ガイアナ大学、GGDMAの研究チームは、現在、技術的に可能である代替機器をテストし、コスト的にも相応しいものであるか、調査を続けている。
水銀利用しないで金を振り分ける機器としては、 金振動台、金浮選機、金コンセントレーター等が候補に挙がっている。
金の値段が下がり、金産出量が減少する中での水銀不使用プロジェクトは、金鉱山企業にとって大きな課題となっている。
(画像はWikipediaより/Photo:
by:JodyB)

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