独Deea solutions GmbHが建設に際し調査
ボリビアの炭化水素・エネルギー省は12日、政府が進めている国内初の系統連系形太陽光発電所建設に際し、事前調査を実施する企業としてドイツのDeea solutions GmbH(Deea)を選定したと発表した。
建設費用は4500万ドル規模、調査には25万ドル投入
発電所はボリビア西部のオルロに建設予定で、ソーラーパネルを35から40ヘクタールにわたり設置し、出力は20MWを想定している。完成後は、主要な国の電力網である相互接続システムに組み込まれる見通しだ。
建設にかかる総費用は4500万ドル(約53億円)と見込まれており、予算調達の詳細については今のところ明らかになっていない。
Deeaは今後、今年3月から8月までの約6カ月間にわたり現地での調査を実施。発電所の詳細な立地とデザインを検討する予定となっている。調査における予算は25万ドル(約2982万円)にのぼる見通しだ。
ボリビア政府、クリーンエネルギーへの転換を推進
ボリビアでは昨年5MW規模のオフグリッド太陽光発電所が完成しており、炭化水素・エネルギー省は発表にて、この発電所が成果を上げていることについてもあわせて公表した。
同国政府ではエネルギー政策において、現在の火力等熱エネルギーに依存した体制からの脱却を進めており、2025年をめどに国内のエネルギーのうち70%を風力・水力・太陽光で賄う計画だとしている。

ボリビア炭化水素・エネルギー省:Noticias
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