通信省が発表、モビスター、クラロの2社と契約
エクアドルの通信省は18日、通信事業者のモビスターおよびクラロの2社との間で、4G(第4世代移動通信システム)および LTEを用いた通信サービスについて契約を交わしたと発表した。
2023年までの契約、3.3億ドル規模に
モビスターとクラロは今回、帯域の割り当てを受ける上で両社合わせて3.3億ドルを政府に対し支払う。モビスターがLTEサービスのための50MHz帯、クラロが4Gのための60MHz帯をそれぞれ利用し、契約期間は2023年までとなる。
またこの契約において、2社は電気通信基金に貢献することでも合意した。基金は通信技術に対する国民からのアクセスを容易にするべく、活用される予定となっている。
エクアドル政府、通信の強化で経済促進
4Gは3G(第3世代移動通信システム)と比較した場合、最大で10倍の接続速度向上を実現。同じく通信の高速化がメリットのLTEも含め、2社のサービスの提供に伴い各種大容量データの取り扱いがより容易になると考えられる。
またエクアドルのグラス副大統領は、今回契約した2社が、今後同国にてさらなる投資を行う方針であることを説明。これに伴い、2社によるサービスの提供についても期待が持てるとした。
副大統領は加えて、今回の契約は政府の推進する経済政策に沿ったものであるとの認識を表明。経済の前進と優れた人材の輩出には通信インフラの強化が欠かせないとして、契約の意義を強調した。
(画像はエクアドル通信省Webページより)

エクアドル通信省:Noticias
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