ミナスジェライス州、ペルナンブーコ州の機関と業務提携
株式会社三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJ銀行)は18日、同行の全額出資子会社であるブラジル三菱東京UFJ銀行とともに、ブラジルのミナスジェライス州投資局(Instituto de Desenvolvimento Integrado de Minas Gerais、INDI)およびペルナンブーコ州投資局(Agência de Desenvolvimento Econômico de Pernambuco、AD Diper)と業務提携を行うことを発表した。
新規提携2行のバックグラウンドは
これまで三菱東京UFJ銀行はブラジルにおいて、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)およびサンパウロ州投資局との業務提携を実施してきた経緯を持つ。
その同行が新たに業務提携を行うINDIとAD Diperは、共に非営利の政府系投資促進機関だ。INDIはミナスジェライス州、AD Diperはペルナンブーコ州がそれぞれ全額を出資している。
このうちINDIの位置するミナスジェライス州は金採掘で名乗りを上げて以降、農業・鉱業によって成長を持続。現在ではGDPで同国3位、人口で2位の規模を誇る州だ。
一方AD Diperの位置するペルナンブーコ州はサトウキビと観光業を主幹産業としており、近年では大規模投資の恩恵を受ける形で急速な工業化が進んでいることでも知られている。
三菱東京UFJ銀行、ブラジルでの顧客支援体制を強化
今回の業務連携を通じて、三菱東京UFJ銀行ではブラジルへの進出および現地企業との提携等を検討している日系企業を対象とした支援体制を強化する考えだ。
具体的な施策としては、2機関とセミナーを共同開催するなどして、両機関が持つ豊富な情報を顧客に提供していくという。
同行では今後もブラジルで活動する顧客の多様なニーズに応え、より質の高い金融サービスの提供に努めていく考えだ。

株式会社三菱東京UFJ銀行 ニュースリリース
http://www.bk.mufg.jp/news/news2015/pdf/news0318.pdf