中国政府から提案された鉄道建設計画
中国側からの提案により、アマゾンの広大な森林を伐採し、ペルー、ブラジル東西を結ぶ大陸横断鉄道の建設が計画されている。
現在、5300Kmにも及ぶ鉄道は、ペルー南部、イロ港とマタラニ港からブラジルのアク市までの路線を計画しており、この建設によって、資材や畜産物などの輸送コストを削減していくことを中国側は、視野に入れている。
地元住民への影響
この鉄道建設に伴い、広大なアマゾン熱帯雨林を伐採することになり、森林破壊による環境への影響も懸念されている。
さらに、何百もある先住民コミュニティへの影響も避けがたい。路線は、まだ決定ではなく、調査中の段階である。
ペルー政府は、鉄道建設に同意
2015年5月、リマ市で行われた会合で、ペルーのオランタ・ウマラ大統領は、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席に、ペルー、ブラジルを結ぶ鉄道建設案、賛同の意を表明した。
この建設にかかる費用は、およそ100億ドルに上る予定である。中国政府は、今年初め、この先10年に渡り、2500億ドル、南アメリカに投資することを約束している。
(画像はWikipediaより/Photo:by
exfordy)

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