UNHCR-ブラジル間の関係性強化
ブラジル法務大臣のベト・バスコンセロス(Beto Vasconcelos)氏と国連事務局ブラジル常任代表のレジーナ・マリア・コルディロ・ダンロップ(Regina Maria Cordeiro Dunlop)大使は、「スペシャル・ビザ・プログラム」に同意した。
これにより、ブラジルのシリア難民に対する支援協力が承認され、シリア難民に対する特別なビザ発行が可能となる。特別なビザは、簡易化された手続きにて発行できるという。
なお、同意書は第66回UNHCR執行委員会(EXCOM)の期間中であった今月5日に調印され、UNHCR国連難民高等弁務官事務所副高等弁務官のフォルカー・テュルク(Volker Turk)氏が立ち会った。
ブラジルの難民受け入れ
2013年以降、中東のブラジル大使館は、シリア難民に対して特別なビザを与え、ブラジルへの亡命を認めてきた。
現在、ブラジルにおける難民は、シリア紛争からの避難民が大半を占めている。地理的な距離にも関わらず、8000人ものシリア難民がブラジルへ亡命し、新たな生活を送っているという。
バスコンセロス法務大臣は、ここ2年間で、ブラジルは門戸開放主義を一層強め 、難民受け入れの改善策を模索し続けていると述べている。
スペシャル・ビザ・プログラム
「スペシャル・ビザ・プログラム」の元、ブラジルとUNHCRは、より効力があり、信頼性のある特別なビザを発給する為に、一連の行動を認め合うことになる。
このプログラムは、シリア難民をはじめ、他の難民にも利点がある。ブラジル-UNHCR間での支援協力には、ヨルダン、レバノン、トルコでの情報・専門知識の提供も含まれるという。
UNHCRは、ブラジルが難民に対して特別なビザを発給することを国際的に重要な行為と高く評価している。
(画像はUNHCR HPより)

UNHCR
http://www.unhcr.org/5615130c6.html