ブラジルにてウォルマート店舗を削減
ウォルマート・ストアーズ社が、企業再構築の一環として、ブラジル国内にある店舗のうち10%以上、60店舗を閉店すると報じられた。
ブラジルの新聞「Valor Economicoi」は、先月、ブラジル国内のウォルマート30店舗が削減されると報じた。
一方、ウォルマート・ストアーズ社は、ブラジル国内における店舗のうち、採算ベースを下回る5%を閉店すると発表している。
合わせて、ブラジルにおける店舗数の削減を受けて、ギリェルミ・ルーレイロ(Guilherme Loureiro)氏が最高経営責任者を退任し、最高財務責任者であるフラビオ・コンティーニ(Flavio Cotini)氏が最高経営責任者に就任するという。
ブラジルにおけるウォルマート店舗展開
ウォルマート・ストアーズ社の公式ウェブサイトによると、ブラジル国内にて558店舗を展開している。
ウォルマート・ストアーズ社は、1995年にブラジルへ進出した。その後、ブラジル国内にて急激に事業規模を拡大し、ブラジル小売業界にて第3位へと成長したが、2013年以降、店舗数は増加していない。
ブラジルにおけるウォルマート店舗の経営状態
ブラジル国内の経済は、少なくとも25年もの間、非常に厳しい不況状態が続いている。長引く不況により、インフレーションとなり、失業率は増加し、金利は上昇した。
ウォルマート・ストアーズ社は、ブラジル国内における第3四半期の総売上高は0.4%減少したと発表した。また、昨年11月の売上高は8%減少したという。
(画像はWalmart HPより)

Walmart ニュースリリース
http://news.walmart.com/news-archive/2016/01/15/REUTERS
http://www.reuters.com/article/